新成人必見!振袖の着付け後のトイレの行き方を着物レンタル&前撮りの【ふりそでもりの】が解説します。前撮りをしていないと、成人式当日にはじめて振袖を着るという方も多いと思います。あらかじめトイレの仕方をチェックしていないと、いざトイレに行きたくなったときに振袖の扱い方に困ることも。
そこで、振袖姿でもスマートにお手洗いを済ませる手順と着崩れのチェックポイント、持っておくと便利な着物用クリップなどの使い方を詳しく紹介します。
振袖で成人式の一日を楽しく過ごすためにも、ぜひおさえておきましょう。
広めの洋式必須!成人式の振袖姿におすすめのトイレは

振袖を着たときのトイレは慎重に!お手洗いの場所選びも大切
振袖でトイレに行くときはいろいろと準備が必要になります。ですから、トイレの選び方が意外と重要になってくるのです。
特に成人式の会場のトイレは、できれば事前にチェックしておきましょう。特に洋式であることは一番重要です。チェックしておきたいポイントは下記のとおりです。
成人式や前撮りで振袖を汚さずスムーズに使えるトイレの選び方
- 洋式トイレであること
- 個室は広めのところで
- 床が濡れていないところで
- 姿見があるとなお良い
- メイクを直す場所が独立している
振袖の着付け後のトイレの行き方・着物を汚さない手順

振袖を着ているときのトイレにはいくつか手順があります。振袖を着る前に覚えておけば、いざという時に不安にならずに済みますし、成人式の一日を楽しく過ごすことができます。
着物を着ているときのトイレの手順や作法について以下説明します。
- まず着物の袖をまとめる
- メイクがつかないように大きめのハンカチを衿元に挟む
- 振袖の裾を左右に分ける
- 振袖の裾をめくる
- まくった裾を腕でしっかり挟み込む
- 下着を下ろして便座に浅めに腰掛ける
- 振袖の裾を戻す
トイレに座る前に、まず振袖の長い袖をクリップ等でまとめておく
振袖の長い袖をそのままにしてトイレに座ると、袖が床に付いて汚れてしまいます。またその後の作業も行いにくくなってしまうので、まずは袖を汚さないようにまとめることから始めましょう。
袖のまとめ方は下記の3通りがあります。
着物用クリップが便利!トイレの前に振袖の袖をまとめる方法
どの方法でも構いません。トイレの前に振袖の袖をまとめると、袖を汚さずに動きやすくなります。
- 両方の袖を持って袖同士を軽く結ぶ(強く結ぶとシワになってしまう)
- 両方の袖を持って正面の帯の上まで持っていき、大き目のクリップを使って帯の上側に挟んで留める
- 両方の袖を帯締め(帯の上で結んでいる飾り紐)に袖を挟みこんで留める
振袖にメイクがつかないように大きめのハンカチを衿元に挟む
ここからは、かがんで裾周りを持つ作業になります。かがむ時にお顔のファンデーションやリップなどメイクが振袖についてしまうこともありますので注意しましょう。大きめのハンカチを用意しておき、かがむ前に振袖の衿元に挟んでおくとフェイスカバーの代わりになります。


振袖の重なっている裾をめくって左右に3枚ずつ分けて持つ
振袖は、振袖→長襦袢→肌着(裾除け)という順番で重ねて着ています。それぞれが自分の左側が上、右側が下になって重なっています。それぞれ1枚ずつ軽くめくって前裾を左右に分けていきましょう。左手、右手にそれぞれ3枚ずつ着物の裾を持つイメージです。
左右の手に持った振袖の裾を裏返すように腰までめくる
左右の手に3枚ずつ裾を持ったら、思い切って腰までめくり上げます。この時、帯の下から裾を裏返すようなイメージでめくるのがポイントです。
ロングスカートのように表側のままで持ち上げると、裾を直すのが大変になりますし、着崩れしやすくなるうえ、変なシワにもなってしまいます。
便座に座る前に、まくった振袖の裾を腕でしっかり挟み込む
「めくったから大丈夫」とすぐに便座に座り込まず、座る前には両脇にしっかりと挟み込みましょう。振袖は意外と重さがあります。挟み込みが軽いと、便器に座る前にずり落ちてしまいますので、しっかり挟み込んでください。
下着を下げて、振袖の帯が潰れないよう浅めに便座に腰掛ける
下着を下して便器に腰を下ろします。この時はいつもよりも浅めに腰掛けましょう。帯が便器のふたでつぶれてしまわないように注意します。それでも気になるときは、背筋を伸ばすのではなく、前にかがむように傾けた方が帯をつぶす心配が無くなります。
トイレの後は蓋を閉めてから流して、めくった振袖の裾を戻す
下着を履いて立ち上がったら、水を流す前に必ず便器のふたを閉めましょう。ふたを開けたまま水を流すと、水がはねて振袖を汚してしまう可能性があるからです。
流したら、便器から少し離れてから裾を元通りに直していきます。袖は手を洗い終わるまでそのままにしておいてください。これも水はねで振袖を汚さないためです。

振袖でトイレに行ったら着崩れを確認!鏡でチェックしたいポイント

振袖のトイレが済んだら袖を戻す前に着崩れていないかどうかチェックしましょう。ちょっとした着崩れなら自分で直すこともできます。大きく着崩れてしまう前に、こまめにトイレの姿見で見直しておきましょう。
着崩れていないかどうかチェックしたいポイントについて説明します。
トイレでめくった振袖や肌襦袢の裾の順番や重なりをチェック
1枚ずつめくった着物を逆に1枚ずつ直していくようにして裾を整えます。振袖の内側にある肌襦袢や肌着の裾がきれいに整っていないと歩きにくくなったり着崩れの原因になったりします。
裾の順が下から「裾よけ右側→裾よけ左側→肌襦袢右側→肌襦袢左側→振袖右側(下前)→振袖左側(上前)」になっているか確認しましょう。
特に内側の裾よけや肌襦袢の裾が丸まっていたり重ね順が逆になっていたりすると、その後にとても動きにくくなってしまいますので十分に注意してください。
振袖の裾の後ろ側やおはしょりがめくれていないか後ろ姿を確認
トイレの姿見などで裾の後ろ側が乱れていないか、おはしょりや裾がめくれていないかどうかを確認します。トイレに姿見や鏡がなく、自分で確認ができない場合には友人などにチェックしてもらうと良いでしょう。
振袖の帯の下のおはしょりの崩れやシワを全体的に確認
おはしょりは帯の下から出ている着物の身頃の部分です(振袖の丈を調整する役割がある)。この部分はトイレの後にめくりあがってしまうことがあります。またシワになっていると着崩れしやすくなります。前だけではなく、左右の脇、後ろ側もきれいに整っているか確認します。
袖を持ったまま帯がつぶれていないか、崩れていないか形を確認
帯がつぶれていないか、歪んでいないかを鏡で確認します。この時、まだ袖をまとめたままであれば後ろに手をまわしてつぶれた部分や歪みは直せます。焦らずに形を整えていきましょう。帯の確認が終了するまで袖はまとめたままにしておく、ということを覚えておいて下さい。
クリップや結び目を外して、振袖の袖を元に戻して整える
ここまで確認できたら袖をもとに戻します。クリップや結び目を丁寧に外していきます。袖の中で長襦袢が丸まっていないかよく確認してください。しわになっている箇所があれば軽く伸ばしておきましょう。

振袖でトイレに行った後着崩れたら?自分でできる直し方

振袖を着ていて、どれだけ気をつけても着崩れやすいシチュエーションの一つがトイレです。トイレが終わったあと、もし着崩れてしまっていたら、そのままにせずにできるだけ直しましょう。
簡単にできる着崩れ修正ポイントを説明します。
振袖の衿元のたるみ・着崩れの直し方 おはしょりも忘れずに
トイレは前かがみになることが多いので衿元が緩みがちです。もし衿元が緩んでいたら、すっとなでるようにしてゆるみを直して帯の上からたくし込みます。この時、たくし込んだ側のおはしょりを下から少し引っ張るときれいになります。
おはしょりを引いた後、おはしょりを整えるのも忘れないようにしてください。
振袖の帯のゆるみ・着崩れの直し方と締めた帯を固定する方法
しっかり帯を締めてもらっても、トイレのように大きな動きをするとどうしても緩んでしまいがちです。帯が下がってきているようであれば帯の下と上を持って持ち上げるようにして直します。
直しても帯がどうしても下がってきてしまうようであれば、帯の下側からたたんだティッシュなどを挟み込んで固定すると落ち着きます。

振袖の裾の着崩れの直し方・着付けの後の長さの調整方法
トイレで上半身を動かすと、おはしょりが緩んで裾が長くなったり、お尻の部分がたるんだりしてしまうことがあります。その場合は、おはしょりの中に両手を入れて、腰紐上側にあるおはしょり部分を持って軽く上に引き上げながら、帯の中に挟み込むように入れていきます。
裾の長さが整ったら、おはしょりを整えなおし、帯も再度チェックします。

着物用クリップがおすすめ!振袖でトイレに行くときの便利グッズと準備

振袖を着たときはトイレに行くことも想定して準備をしておくことが大切です。トイレの時以外にも役に立つ便利グッズがあるので紹介しておきます。成人式の前に用意しておき、その使い方を試しておくとよいでしょう。
振袖を着る成人式当日や前撮りの下着は股上浅めのローライズを
振袖を着るときはローライズの下着にしておくと上げ下げしやすくなります。もし、生理のときに振袖を着るというときはなおさらローライズのものを選びましょう。心配であればローライズのガードルやスパッツをショーツの上から履いておけばモレの心配が減ります。
ハイウエストのショーツの場合は、おはしょり付近の長襦袢や肌着が動いてしまい着崩れの原因になる場合もあります。
着物用クリップが2~3個あるとトイレ以外でも出先で活躍
着物用のクリップを2~3個、バッグに入れておくととても便利です。トイレの時だけではなく、裾が落ちて気になるなときに仮止めに挟んだり、帯がずれてきたりするときのストッパーとしても使えます。着物専用のクリップは呉服屋さんやインターネットで購入できます。持ち合わせの無い場合は洗濯ばさみでも代用することができます。
大きめのハンカチがあると振袖のメイク汚れが防げる
振袖でトイレの時は前かがみになることが多く、ファンデーションや口紅が振袖の衿や胸元についてしまうことがあります。大きめのハンカチを三角折にして、衿に挟んだり首に巻くなどをして防ぐことができます。
予備の足袋があると雨天の成人式や急なアクシデントでも安心
トイレだけではなく、お天気や道路状況によって汚れやすいのが足袋です。白い足袋を履いている場合は、バッグに入れば1セット予備を持っておくと安心です。


振袖でトイレに行くのは時間がかかる!成人式の前に行き方をおさえて慌てずスムーズに

振袖でのトイレの手順やポイント、便利グッズははいかがでしたか?
振袖を着ているからといってトイレに行きたいのを我慢するのは体によくありません。事前にいくつかの手順を知っておけば、成人式の当日もリラックスして楽しめます。そしていざというときでもスムーズに済ませることができます。振袖でトイレに行くのは洋服で行く時よりも何倍も時間がかかることもお分かりいただけたと思いますので、当日はできるだけ余裕を持った計画を立てて行動するようにしましょう。


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