成人式に向けての振袖選びは、一生に一度の大切なイベントです。
その第一歩となるのが「試着」。しかし、「どんな服装で行けばいいの?」「試着ってどこまでやるの?」と、初めての下見に不安を感じている方も多いのではないでしょうか。
この記事では振袖の試着時に押さえておきたいポイントや、スムーズに試着できる服装の選び方、自分に合う一着を見つけるためのコツを丁寧に解説します。
成人式の振袖は試着が必須!まずは着てみることが大切
振袖選びでは、「これが可愛い!」と思ったものが、実際に着てみると印象が違うということも珍しくありません。
振袖は洋服と異なり、サイズの幅が小さいため「誰でも着られる」と思われがちですが、実際には体型や身長によって柄の見え方やバランスが大きく変わります。袖丈や裄の長さ、身巾の違いで、印象や着心地が変わるため、必ず試着して自分に合うかを確認することが大切です。
また、振袖は帯や重ね衿、帯締めなどとの組み合わせによっても印象が大きく変わります。
写真やカタログだけでは分からない「全体の雰囲気」や「肌映り」は、実際に身に着けてみないと判断がつきません。
成人式当日に後悔しないためにも、必ず下見の段階で試着をして、自分にぴったりの一枚を見極めることをおすすめします。
振袖選びで大切なのは「似合う」と「納得」。試着時に見るべき3つのポイント
振袖選びでは「色や柄が好きか」だけで決めるのではなく、実際に自分の体に合わせて確認したいポイントがあります。
この章では、後悔しない振袖選びのために試着時に意識しておきたい3つの視点を解説します。
自分に似合う色を知る。パーソナルカラーとの相性をチェック
振袖は顔まわりに色が広く出るため、肌のトーンとの相性が非常に重要です。洋服以上に「色味」が印象を左右するので、パーソナルカラー診断を参考にすると、自分に似合う色がぐっと選びやすくなります。
ベースカラーが自分に合っていると顔色が明るく見え、写真映えも良くなります。振袖選びの前に簡易診断だけでも受けておくと、振袖だけでなくヘアカラーやメイク選びにも応用できます。
柄の配置やサイズ感は、身長や体型に合わせてチェック
振袖の柄は、着る人の身長や体型によって見え方が大きく変わります。特に腰まわりや袖部分に入る柄の位置は、試着してみないと分かりません。
柄のバランスが悪いと、せっかくのデザインが生かされず、スタイルも悪く見えてしまうことがあります。
着丈は基本的に調整できるものの、裄(ゆき)や身巾などは体型に合ったものを選ぶ必要があります。試着の際には、柄の出方や体へのフィット感にも注目しましょう。
どんな雰囲気になりたいか?なりたい自分のイメージと照らし合わせて
「大人っぽく見せたい」「可愛い印象にしたい」「レトロな雰囲気が好き」など、成人式でなりたいイメージを明確に持つことも大切です。
振袖は平置きで見た印象と、実際に着たときの印象が大きく変わるため、試着して鏡の前でしっかり確認しましょう。
また、伝統的な文様やモチーフの意味を知ることで、自分に合ったストーリー性のある振袖を選ぶこともできます。コーディネートの幅を広げるためにも、小物との組み合わせにも目を向けておきたいところです。
振袖の試着は“着やすい服装”が鍵。おすすめのコーディネートとは?

振袖の試着は、普段の洋服の試着とは少し違います。
着物の上から簡易的な着付けを行うため、当日の服装によっては試着がしにくくなることも。この章では、振袖試着に最適な服装と、避けたいアイテムについて詳しくご紹介します。
襟元はスッキリと。首まわりが開いたトップスが理想的
振袖の試着時には、洋服の上から試着用の襟をつけて行うのが一般的です。
そのため、首元が大きく開いたトップスや、前開きのシャツなどがおすすめです。パーカーやハイネック、フード付きの服は襟に干渉してしまい、コーディネート全体が確認しづらくなるため避けましょう。
特に試着では衿元の色や形が印象を左右するため、服が見えてしまうと正確な判断ができなくなります。できるだけ襟元の邪魔にならない服を選びましょう。
ノースリーブはNG。袖付きでも薄手・短めがベター
振袖は正絹で作られていることが多く、少しの汗でもシミになりやすいため、素肌が直接触れるノースリーブは避けたほうが安心です。
試着では他の人も同じ振袖を着ることになるため、清潔感にも配慮しましょう。
おすすめは、半袖や七分袖のトップス。冬場で長袖を着る場合は、袖をまくりやすい素材のものを選ぶとスムーズに試着できます。袖口が広いニットや厚手の素材も避けたほうが無難です。
ボトムスはタイトなものを。スカートならタイトスカートを選んで
振袖の試着では、ボトムスのシルエットが意外と重要です。
着物を上から合わせたとき、腰まわりがもたついてしまうと、当日の印象と大きく異なってしまうこともあります。
スキニーパンツやレギンスなどのタイトなボトムスがおすすめで、スカートで行く場合はタイトスカートがベスト。フレアスカートは腰回りが広がってしまうため、試着時に着姿の確認がしづらくなってしまいます。
ロングヘアはまとめておくとスムーズ。試着時の雰囲気確認にも◎

振袖の試着では、専用の襟をつけたうえで着物を仮止めするため、髪の毛が邪魔になることがあります。特にロングヘアの方は、あらかじめまとめ髪にしておくとスムーズです。
また、成人式当日はアップスタイルにすることが多いため、試着の段階で髪をまとめておくことで全体の雰囲気をより正確に確認できます。お店によってはコームやヘアゴムを貸してくれる場合もありますが、事前に準備しておくと安心です。
アクセサリーや腕時計は外してから試着を
試着の際は振袖の生地をクリップで留めたり、襟元を調整したりするため、ピアスやネックレス、腕時計がひっかかってしまうことがあります。
生地に傷をつけてしまう恐れもあるため、試着前にはアクセサリー類を外しておきましょう。
とくに繊細な刺繍が施された振袖の場合は、わずかな引っかかりでも糸がほつれてしまうことがあります。大切な振袖を守るためにも、身の回りの装飾品には気を配るようにしましょう。
振袖の試着時間はどれくらい?予約しておくと安心です
振袖の試着は洋服のように短時間で終わるものではありません。
選ぶ、着てみる、コーディネートを確認するなど、意外と時間がかかるもの。この章では、試着にかかる所要時間の目安や、スムーズに試着するための予約の重要性についてご紹介します。
振袖の試着には2〜3時間程度見ておくのがベスト
振袖の試着は、複数の振袖を羽織ってみたり、帯や小物との組み合わせを確認したりと、想像以上に時間がかかります。
一般的には、2〜3時間を目安にしておくと、余裕を持って選ぶことができるでしょう。
特に人気の店舗や、複数の家族連れが来店する週末などは、時間が押すこともあります。時間に余裕を持ってスケジュールを組んでおくことが、焦らずに選ぶコツです。
事前予約で待ち時間を短縮。スタッフから丁寧なサポートも受けられる
試着は思っている以上に混み合うことがあります。特に土日や春・秋の繁忙期は、予約なしで訪れると長時間待たされてしまうことも。
事前に来店予約をしておくことで、スムーズに案内してもらえるだけでなく、スタッフによる丁寧な対応を受けられるメリットもあります。
予約時に「振袖の色味や雰囲気の希望」などを伝えておけば、当日スムーズに案内してもらえることもあるため、事前連絡をうまく活用しましょう。
振袖選びは「第三者の目」と「写真」が決め手に
振袖選びでは、つい主観だけで「これが可愛い!」と決めてしまいがちです。
しかし、実際に着たときの雰囲気は鏡で見る自分と他人が見る印象では異なることもあります。だからこそ、自分をよく知る人の「客観的な目」がとても大切です。
振袖の試着には、できればご家族や友人など、自分に似合うかどうかを正直にアドバイスしてくれる人と一緒に行くのがおすすめです。一緒に行けない場合でも、スマホなどで試着中の写真を撮っておき、あとから冷静に見返すことで、より納得感のある一着を選ぶことができます。
一生に一度の成人式。自分の魅力を一番引き立ててくれる振袖と出会うために、しっかりと準備をして、試着を楽しみながら選んでくださいね。
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