一着に込める、“その人らしさ”。コーディネーターが語る、接客と信頼の話

今回は、人生の大切な節目を衣装で支えるコーディネーター・三澤の仕事に焦点を当てました。

現在は、接客だけでなく、商品の仕入れや企画にも幅広く携わっています。

丁寧であたたかみのある接客に定評があり、「三澤にお願いしたい」と指名や紹介で訪れるお客様も少なくありません。

そうした信頼の背景には、誰一人として置き去りにしない、誠実でまっすぐな姿勢があります。

振袖選びに込める想い、そして“信頼がつながる”接客のかたちについて話を聞きました。

バスガイドからブライダル業界への転身

― 経歴について教えてください。

ブライダル業界に入る前は、バスガイドとして働いていました。

転機となったのは、お嫁さんの送迎をバスで担当したことでした。昔は家で支度をして、そこから式場に向かうということが多かったので、その送迎を担当していたんです。そのときに花嫁さんの美しい姿を見て、「ブライダルの仕事がしたい」と思うようになりました。

当時はブライダル系の専門学校もあまりなく、経験がないと面接もなかなか通らない状況でした。プランナーは難しいかなと思い、まずは衣装の分野から入ろうと決めて、モリノブライズに入社しました。

現在は、接客をはじめ、メーカー様とのやりとりなど、幅広い業務を担当しています。

「3つの提案」で見えてくる、お客様らしさ

―お客様に喜んでもらうためにに意識しているポイントを教えてください。

振袖のお客様は、初めてのご来店時には緊張されている方がほとんどです。そこでまず意識しているのが、お母様との距離を少しずつ縮めていくことです。もちろん主役はお嬢様ですが、ご家族、とくにお母様が安心してくださることも大切だと感じています。

ご来店時によくあるのが、お嬢様とお母様の好みに違いがあるケースです。

たとえば、お母様は古典柄や華やかな色を好まれる一方で、お嬢様はくすみカラーやモダンでシンプルなデザインを希望されることが少なくありません。

双方の想いを大切にしながら調和のとれたご提案を心がけています。

実際の接客では、「お嬢様の好み」「お母様のご希望」「私からのおすすめ」の3着をご用意することが多いです。試着を重ねていく中で、お嬢様ご自身の中に“これが好き”という感覚が少しずつ芽生えていくのを感じます。

最初は漠然としていたお嬢様が、「これが着たい」とはっきり言えるようになる。その変化の瞬間に立ち会えることが、この仕事をしていてやりがいを感じる瞬間でもあります。

振袖は人生でそう何度も着るものではありませんから、お客様が後悔しないような選び方をしていただきたいと思っています。

だからこそ、お客様が後悔しない選び方ができるよう、その方に本当に似合う一着をご提案したいと考えています。

振袖選びは、単なる商品の購入ではありません。お嬢様の人生の大切な節目に関わらせていただく、とても責任のある仕事だと感じています。

この仕事を続けてきて思うのは、お客様に喜んでいただくことが何よりも大切だということです。似合う振袖を選んでいただき、当日まで安心して過ごしていただき、素敵な成人式を迎えていただく。

そのすべてのプロセスに関われることに、大きなやりがいを感じています。これからも、一人ひとりのお客様との信頼関係を大切にしながら、特別な一日のお手伝いをさせていただきたいと思います。

“ありがとう”が何よりのやりがい

― 接客をして一番のやりがいを感じる瞬間はなんですか?

一番嬉しいのは、後日お客様から「ありがとう」と声をかけてもらえる瞬間です。振袖は単なる衣装ではなく、“その人のこれから”を形にする大切な一着。緊張や不安を抱えたお客様の背中をそっと押すこと、それが自分の役割だと感じています。

また私を指名してくださるお客様が増えていることも嬉しいですね。ママ友グループ、姉妹、親戚などのつながりがつながりを生み、来店につながっていると感じます。

紹介は、何よりも信頼の証だと思います。名刺より、広告より、「私が実際に接客した人からの紹介」が一番強いと感じます。

またあの人にお願いしたいと言われる存在を目指して日々努力しています。

お客様にとって一生に一度の大切な日。最初の接客から当日まで、「ここで決めてよかった」と思っていただけるよう、責任を持って向き合い続けたいと思っています。

信頼の連鎖が生む紹介の輪

― 紹介やリピートでのご来店も多いと伺いましたが、特に印象に残っているエピソードはありますか?

先ほどの内容と重複するのですが、ありがたいことに、友人からのご紹介や、姉妹でご利用いただくケースがとても多いです。「前回お願いしてとても良かったので、今度は妹もお願いしたい」といったお声をいただき、ご紹介につながることも少なくありません。

特に印象に残っているのは、幼稚園のママ友グループ8人全員に振袖をご予約いただけたことですね。その中のお一人がとても気に入ってくださり、「みんなにも紹介するね」と言ってくださったのが大人数での来店のきっかけでした。

リピートや紹介があるということは、自分たちの接客がしっかり伝わっている証でもあり、大きな自信にもつながっています。

ふりそでもりのを展開するモリノブライズは振袖だけでなく、フォトウェディング事業も行っているので、成人式でご来店されたお嬢様が、やがてご結婚・出産を経て、今度は七五三やお子さまの成人式でまたご相談に来てくださることもあります。

そのようにお客様の人生の節目に何度も関われるのは、この仕事ならではの喜びだと思っています。これからも、おひとりおひとりとの関係を大切に育てながら、末長く信頼していただける存在でありたいですね。

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