成人式の準備

振袖のトイレの行き方ガイド クリップの使い方や着崩れの直し方も

振袖でトイレに行くときはどうしたらいい?手順と注意点について ふりそでもりの

「振袖を着るのは成人式が初めて」という方も多いはず。その際に気になることが「振袖を着た時のトイレって、どうしたらいいんだろう…」ではないでしょうか。実際に振袖を着ているときのトイレは通常よりも時間がかかるうえ、気をつけたい点がたくさんあります。ここでは、振袖でトイレに行ったときの手順やチェックしてもらいたいポイント、持っておきたい便利グッズについて説明します。
振袖を着て、成人式の一日を楽しく過ごすためにもぜひ理解しておきましょう。

振袖でトイレに行くときの選び方

振袖でトイレに行くときはいろいろと準備が必要になります。ですから、トイレの選び方が意外と重要になってくるのです。特に成人式の会場のトイレは、できれば事前にチェックしておきましょう。特に洋式であることは一番重要です。チェックしておきたいポイントは下記のとおりです。

振袖を着ているときのトイレの手順

振袖を着ているときのトイレにはいくつか手順があります。振袖を着る前に覚えておけば、いざという時に不安にならずに済みますし、成人式の一日を楽しく過ごすことができます。着物を着ているときのトイレの手順や作法について以下説明します。

1. 袖をまとめる

振袖の長い袖をそのままにしてトイレに座ると、袖が床に付いて汚れてしまいます。またその後の作業も行いにくくなってしまうので、まずは袖を汚さないようにまとめることから始めましょう。袖のまとめ方は下記の3通りあります。

振袖の袖のまとめ方
  • 両方の袖を持って袖同士を軽く結ぶ(強く結ぶとシワになってしまう)
  • 両方の袖を持って正面の帯の上まで持っていき、大き目のクリップを使って帯の上側に挟んで留める
  • 両方の袖を帯締め(帯の上で結んでいる飾り紐)に袖を挟みこんで留める

どの方法でも構いません。袖をまとめると、袖を汚さないと同時に動きやすくなります。

2. 大きめのハンカチを衿元に挟む

ここからは、かがんで裾周りを持つ作業になります。かがむ時にお顔のファンデーションや化粧が振袖についてしまうこともありますので、大きめのハンカチを用意しておき、かがむ前に振袖の衿元に挟んでおくとよいでしょう。

3. 裾を左右分ける

振袖は振袖→長襦袢→肌着(裾除け)という順番で重ねて着ています。それぞれが自分の左側が上、右側が下になって重なっています。それぞれ1枚ずつ軽くめくって前裾を左右に分けていきましょう。左手、右手にそれぞれ3枚ずつ着物の裾を持つイメージです。

4. 裾をめくる

左右の手に3枚ずつ裾を持ったら、思い切って腰までめくり上げます。この時、帯の下から裾を裏返すようなイメージでめくるのがポイントです。ロングスカートのように表側のままで持ち上げると、裾を直すのが大変になりますし、着崩れしやすくなるうえ、変なシワにもなってしまいます。

5. まくった裾を腕でしっかり挟み込む

「めくったから大丈夫」とすぐに便器に座り込まず、座る前には両脇にしっかりと挟み込みましょう。振袖は意外と重さがあります。挟み込みが軽いと、便器に座る前にずり落ちてしまいますので、しっかり挟み込んでください。

6. 下着を下ろして便器に浅めに腰掛ける

下着を下して便器に腰を下ろします。この時はいつもよりも浅めに腰掛けましょう。帯が便器のふたでつぶれてしまわないように注意します。それでも気になるときは、背筋を伸ばすのではなく、前にかがむように傾けた方が帯をつぶす心配が無くなります。

7. 裾を戻す

下着を履いて立ち上がったら、水を流す前に必ず便器のふたを閉めましょう。ふたを開けたまま水を流すと、水がはねて振袖を汚してしまう可能性があるからです。流したら、便器から少し離れてから裾を元通りに直していきます。袖は手を洗い終わるまでそのままにしておいてください。これも水はねで振袖を汚さないためです。

振袖でトイレ後にチェックしたいこと

振袖のトイレが済んだら袖を戻す前に着崩れていないかどうかチェックしましょう。ちょっとした着崩れなら自分で直すこともできます。大きく着崩れてしまう前に、こまめにトイレの姿見で見直しておきましょう。着崩れていないかどうかチェックしたいポイントについて説明します。

1. 裾を整える

1枚ずつめくった着物を逆に1枚ずつ直していくようにして裾を整えます。振袖の内側にある肌襦袢や肌着の裾がきれいに整っていないと歩きにくくなったり着崩れの原因になったりします。
裾の順が下から「裾よけ右側→裾よけ左側→肌襦袢右側→肌襦袢左側→振袖右側(下前)→振袖左側(上前)」になっているか確認しましょう。
特に内側の裾よけや肌襦袢の裾が丸まっていたり重ね順が逆になっていたりすると、その後にとても動きにくくなってしまいますので十分に注意してください。

2. 裾の後ろ側がめくれていないか確認する

トイレの姿見などで裾の後ろ側が乱れていないか、おはしょりや裾がめくれていないかどうかを確認します。トイレに姿見や鏡がなく、自分で確認ができない場合には友人などにチェックしてもらうと良いでしょう。

3. おはしょりが崩れていないか確認する

おはしょりは帯の下から出ている着物の身頃の部分です(振袖の丈を調整する役割がある)。この部分はトイレの後にめくりあがってしまうことがあります。またシワになっていると着崩れしやすくなります。前だけではなく、左右の脇、後ろ側もきれいに整っているか確認します。

4. 帯がつぶれていないか確認する

帯がつぶれていないか、歪んでいないかを鏡で確認します。この時、まだ袖をまとめたままであれば後ろに手をまわしてつぶれた部分や歪みは直せます。焦らずに形を整えていきましょう。帯の確認が終了するまで袖はまとめたままにしておく、ということを覚えておいて下さい。

5. 袖をもとに戻す

ここまで確認できたら袖をもとに戻します。クリップや結び目を丁寧に外していきます。袖の中で長襦袢が丸まっていないかよく確認してください。しわになっている箇所があれば軽く伸ばしておきましょう。

振袖でトイレの後、もし着崩れていたら

振袖を着ていて、どれだけ気をつけても着崩れやすいシチュエーションの一つがトイレです。トイレが終わったあと、もし着崩れてしまっていたら、そのままにせずにできるだけ直しましょう。簡単にできる着崩れ修正ポイントを説明します。

衿元の着崩れを直す

トイレは前かがみになることが多いので衿元が緩みがちです。もし衿元が緩んでいたら、すっとなでるようにしてゆるみを直して帯の上からたくし込みます。この時、たくし込んだ側のおはしょりを下から少し引っ張るときれいになります。おはしょりを引いた後、おはしょりを整えるのも忘れないようにしてください。

帯の着崩れを直す

しっかり帯を締めてもらっても、トイレのように大きな動きをするとどうしても緩んでしまいがちです。帯が下がってきているようであれば帯の下と上を持って持ち上げるようにして直します。どうしても下がってきてしまうようであれば、帯の下側からたたんだティッシュなどを挟み込んで固定すると落ち着きます。

裾の着崩れを直す

トイレで上半身を動かすと、おはしょりが緩んで裾が長くなったり、お尻の部分がたるんだりしてしまうことがあります。その場合は、おはしょりの中に両手を入れて、腰紐上側にあるおはしょり部分を持って軽く上に引き上げながら、帯の中に挟み込むように入れていきます。裾の長さが整ったら、おはしょりを整えなおし、帯も再度チェックします。

振袖でトイレに行くときにあると便利なグッズ

振袖を着たときはトイレに行くことも想定して準備をしておくことが大切です。トイレの時以外にも役に立つ便利グッズがあるので紹介しておきます。成人式の前に用意しておき、その使い方を試しておくとよいでしょう。

下着はローライズのものを

振袖を着るときはローライズの下着にしておくと上げ下げしやすくなります。もし、生理のときに振袖を着るというときはなおさらローライズのものを選びましょう。心配であればローライズのガードルやスパッツをショーツの上から履いておけばモレの心配が減ります。
ハイウエストのショーツの場合は、おはしょり付近の長襦袢や肌着が動いてしまい着崩れの原因になる場合もあります。

着物用のクリップを2~3個

着物用のクリップを2~3個、バッグに入れておくととても便利です。トイレの時だけではなく、裾が落ちて気になるなときに仮止めに挟んだり、帯がずれてきたりするときのストッパーとしても使えます。着物専用のクリップは呉服屋さんやインターネットで購入できます。持ち合わせの無い場合は洗濯ばさみでも代用することができます。

大きめのハンカチ

振袖でトイレの時は前かがみになることが多く、ファンデーションや口紅が振袖の衿や胸元についてしまうことがあります。大きめのハンカチを三角折にして、衿に挟んだり首に巻くなどをして防ぐことができます。

予備の足袋

トイレだけではなく、お天気や道路状況によって汚れやすいのが足袋です。白い足袋を履いている場合は、バッグに入れば1セット予備を持っておくと安心です。

振袖でのトイレの手順を知って慌てずスムーズに

振袖でのトイレの手順やポイント、便利グッズははいかがでしたか?
振袖を着ているからといってトイレに行きたいのを我慢するのは体によくありません。事前にいくつかの手順を知っておけば、成人式の当日もリラックスして楽しめます。そしていざというときでもスムーズに済ませることができます。振袖でトイレに行くのは洋服で行く時よりも何倍も時間がかかることもお分かりいただけたと思いますので、当日はできるだけ余裕を持った計画を立てて行動するようにしましょう。

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