成人式の振袖を選ぶときには試着が必要です。振袖は見た目と着た時のイメージが大きく異なる上、一緒に使う帯や衿などの小物によってもイメージが変わるためです。また、振袖の試着は洋服の試着とは違うのでしょうか。そこで、この記事では、本当に試着が必要なのか、その理由と、スムーズに試着ができる服装について解説します。
そもそも、振袖の試着は必要?
成人式の振袖を選ぶ際に試着するべきかどうか迷っている人もいるかもしれません。振袖は洋服と違ってそれほどサイズの違いがないと思われがちですが、実は袖の長さや身巾など体形によって自分に合ったサイズの物を選ぶことが大切です。また、振袖の試着の方法は、洋服の試着のように短時間では終わりませんが、成人式で振袖を着るなら試着は絶対必要です。その理由を説明します。
振袖の試着をした方が良い理由
- 洋服とは違うので、見ただけでは色と柄が自分に似合うかどうかわかりにくい
- カタログだけでは振袖全体の雰囲気がつかみづらい
- 袖丈の長さ(袖の縦方向の長さ)や裄の長さ(首の付け根から肩を通って袖先までの長さ)、身巾が大丈夫か。
- 同じ振袖でも帯や衿の選び方で雰囲気が大きく変わる。実際にコーディネートしないとわからない
成人式の振袖を選ぶ時のチェックポイント
振袖を選ぶときには、もちろん好きな色や柄を選ぶことも大切ですが、普段着ている洋服とはまた違う、チェックしたいポイントがあります。それぞれのチェックポイントを押さえて、一生に一度の成人式を彩る振袖を選びましょう。
自分の肌の色に合うものを選ぶ
振袖は顔のすぐ下の衿元から足のくるぶしまで、基本的に1色がベースになります。そこに柄やグラデーションなどが入りますので、洋服とは全く違ったイメージになります。色の範囲が大きいので、柄を含めて自分の肌の色に合った色味を選ぶことが重要です。振袖選びの前に自分のパーソナルカラーチェックをしておくと、振袖選び以外でもヘアカラー選びなどで役立ちます。
体形や身長に合うもの(柄の位置など)
振袖は身丈の長さは基本的にはワンサイズで、腰回りのおはしょりで長さを調節します。ですので、同じ着物でも人によって柄の位置が変わってくるので印象が大きく変わります。ですから、実際に試着してみて、柄の見え方や位置などチェックすることが大切です。また、肩裄の長さ(首の付け根から肩を通って袖先までの長さ)や身巾は、洋服でいうSサイズからLLサイズのようにサイズの違いがありますので、自分の身長や体形に合った振袖を選ぶことで、綺麗に着付けができ、スタイルも良く見せることができます。
なりたいイメージに合うもの
振袖は色や柄を見せるために、基本的に大きく広げて展示されています。ですから、見た目で気に入った色・柄の振袖だとしても、試着してみるとイメージと違う、ということも少なくありません。また伝統的な柄や文様に込められた思いや、いわれなどを知ることで、着てみたい振袖の選び方も変わってきます。実際に試着してみて、自分のイメージに合っているかどうかをしっかりチェックすることが大切です。
振袖の試着に行くときの服装は?
振袖を試着する際は、洋服の上に試着用の襟を付け、その上から試着します。洋服とは試着の方法も違うため注意しましょう。ですから、振袖の試着に行くときは、スカートでもパンツでもできるだけ全体的に体にフィットしているタイトめな服装で行くことをおすすめします。振袖の試着に行くときの服装のポイントについてご説明します。
襟元が開いているトップス
振袖を着たときに振袖の衿元から洋服が見えないように衿ぐりの大きなトップスや前開きができるシャツなどがおすすめです。フードのあるパーカーやハイネックは避けましょう。振袖を試着した際に衿のコーディネートがしにくくなります。
ノースリーブではなく半袖や七分袖で
振袖は正絹で作られているものがほとんどですので、少し汗が付いただけでシミになってしまいます。試着する振袖は多くのひとが着るものですから、ノースリーブのトップスは避けましょう。また長袖だと、振袖の袖から洋服の袖が出てしまいます。冬場で長袖を着るのであれば、腕まくりしやすい素材のものを選ぶのがおススメです。
ボトムも体にフィットしているものが良い
振袖を試着するときは、羽織るだけではなく、意外ときっちり着付けます。ですからボトムスもタイトなものを選ぶといいでしょう。例えばスキニーボトムなどだと、身体の線が出るため、きれいに試着ができます。スカートの場合はタイトスカートで。フレアスカートだと腰回りがもたついてしまうため、成人式当日に着たときに、試着時とイメージが違ってしまう恐れがあります。とにかく意識しておくのは、その服装の上から着付けをするのに適しているか、ということです。
ヘアスタイルはアップヘアが良い
振袖を試着する際は専用の衿を付け、試着する振袖をクリップで固定するため、ロングヘアの人は髪の毛が邪魔になります。また、成人式当日はアップヘアにすることが多いですから、試着時もアップにしておくといいでしょう。お店では振袖試着の際にコームやヘアゴムを用意してくれているところも多くあります。
アクセサリーや腕時計は付けない
何着も試着をしているとアクセサリーや腕時計で振袖の袖や衿を傷つけてしまう恐れがあります。また刺繍にひっかけて糸のほつれがでてしまうこともあります。アクセサリーや腕時計を付けている場合は、試着時は外すようにしましょう。
振袖の試着にはどれくらいの時間がかかる?
振袖の試着にはかかる時間は2~3時間を見ておくといいでしょう。振袖のレンタル店、呉服店にもよりますが、来店予約を受け付けている店舗も少なくありませんから、事前に予約をしてから試着に行くことをおすすめします。予約をしていないと長い時間待たされることもあります。
振袖の試着の際は自分を客観的に見てくれる人と一緒に行こう
振袖は洋服と違い、見た目と着用したときの雰囲気が異なります。振袖の試着に行く際にはぜひ、ご両親やお友達など、自分を客観的に見て似合う、似合わないを判断してくれる人と一緒に行くことをおすすめします。また自分でも確認できるように、試着した際には写真を撮って改めて見てみることも大切です。一生に一度の成人式を最高の日にするためにも、いろいろな振袖を試着して、一番のお気に入りを見つけて下さい。
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